その他の薬剤

外用薬

人では、アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚病の治療では外用薬の使用が一般的です。動物でも使用しますが、毛があるので皮膚に届きにくいこと、舐めてしまうことなどから、外用薬だけで治療するのは難しいことが多いです。

一方で、「足先だけ」「首の下だけ」といったように、皮膚炎の場所が限られている場合には、ステロイドを含んだ外用薬が使用できます。ただし、使う場所や期間等は、獣医師の指示に必ず従ってください。


サプリメント

ビアクタン

獣医学的に皮膚炎に効果のあると言う証拠(エビデンス)のあるものは、脂肪酸製剤です。皮膚の炎症を緩和し、皮膚の機能強化を補助します。これはサプリメントとして動物病院で取り扱っていますので、獣医師にご相談ください。サプリメントは飲んですぐに効果が出るものではなく、最低でも2~3ヶ月継続する必要があります。

他のサプリメントや水などは、否定はしませんが獣医師として効果が期待できるとは言えません。試してみるのは悪くありませんが、過度な期待は禁物です。「治りました!」のような記事があっても、果たして本当にアトピーの診断が正しかったのか、何症例中何例に効果があったのかなどが検証されない限り、科学的・客観的に効果ありとは判定できません。たまたま1万件中1例の効果があっただけでも、そのような記事が書けるからです。


その他の薬剤

これまでにご紹介した薬以外にも、様々な薬が治療として調査・研究されていますが、どれも今行われている治療薬ほど効果が期待できていません。ただアトピー性皮膚炎は最も患者数の多い病気ですので、今後もより良い薬が出現してくると思います。